温泉 岡山

2012年11月 7日 (水)

ひさしぶりの湯原温泉

11月最初の休日。

ひさしぶりに湯原温泉の露天風呂に浸かりました。

Yubara1_2

時間は、午前5:30から約1時間の入浴。

暗い中入浴したが、上がる頃にはかなり明るくなりました。

紅葉が色づいて風景のアクセントになっています。

Yubara2_2

この後は、真賀温泉に移動して温泉はしご。

ここは人が多く写真はあきらめました。

真賀温泉ではめったにシャッターチャンスがないですね。

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温泉の後は、米子道を北へ。蒜山も大山も冠雪しています。

天気が良かったので美しい山姿を見ることが出来ました。

2011年1月 4日 (火)

真賀温泉・真賀温泉館(再訪)

【2011年1月】

年末から年始にかけて山陰は記録的な豪雪。正月をゆっくり過ごし休みも最終日、温泉につかりたくなり友人に電話するもみなさんご都合が悪く、ひとりで出発。

目的地は山陰の豪雪を避けて、手前の岡山の真賀温泉に決定。年に3~4回は訪れるお気に入りの温泉。

さすがに正月休みだけあって幕湯は多い。7人入っていらっしゃるので逡巡していたら常連さんらしき人が

「おにいさん、このくらいの人数で待ってたらいつまでたっても入れんよ。後から来る人がどんどん入るよ。」

言葉に押されて入ることにした。

なんと7人中4人はアングロサクソン系のカナダ人。英語の教師をしている人と観光で来ている人で20歳代前半の男女2人づつ。温泉、それも混浴を経験したいと来たようだ。確かに日本ならではの経験だろうが…。

しかし、この真賀温泉はとにかく狭い。タオル巻きも禁止。湯も透明。体が触れ合うくらいの湯船に男はともかくよく女の子が入る気になったものだ。彼女たちは日本の女の子だって滅多に入ってこないことを知っているのだろうか。

他の入浴客はみなさん混浴慣れされた方のようで、じろじろ眺めたりすることもなく、女の子が湯船から出る際も目線をはずされたりとマナーが行き届いているのはさすが。

今回は他の温泉には入らないとのこと。ふと、カナダに帰ってこの経験を周りの人にどう伝えるのか気になった。

まさか、日本は混浴が当たり前、みたいなことにはならないよね?

2010年1月28日 (木)

小森温泉

備中高松城址を見た後は、池田藩主の湯治場、小森温泉に向かう。

国道429号線を北上すること約50分、国道右側に面して小森温泉がある。半世紀は経っていそうな古い建物。一見平屋に見えるが2階建て。玄関から入り、川を渡る渡り廊下を越えるとそこは2階部分。道路が高いのでこういう造りになる。

玄関には誰もいない。勝手に奥に進み、廊下を渡り川向こうの建物まで進んでから

「ごめんくださーい。」

というのがここのパターン。するとどこからともなく女将さんが現れてくる。

女将さんに520円を払い、階段を下りて浴場に向かう。半地下のような脱衣場から浴室に進むと、ここも何となく閉塞感がある。原因は窓が小さいからかも。窓の外は川。水面に近いくらい低い造りになっている。

男子浴場は湯船が二つ。湯口から一方の湯船に注がれた湯が、もう一つの湯船に流れ込んでからあふれている。当然、湯口のある方の風呂がやや熱い。

Komori1 泉質は、ph9.4のアルカリ単純泉源泉は29℃なので、加熱はしているが掛け流しの湯。

湯船に浸かると硫黄のような硫化水素臭。肌触りもつるつるすべすべ。とっても気持ち良いお湯でした。

2009年6月28日 (日)

備前屋甲子

毎年恒例の自治会日帰り旅行、今年は岡山県の下津井にあるホテル備前屋甲子での昼食と入浴。

Koushi1 道場六三郎のお弟子さんという板長は、宴席でタコの活き作りを実演。口に入れると上顎に吸い付くお刺身というのも面白い。半分はお刺身で、残りは湯引きにして握り寿司。料理も魚の美味しい備讃瀬戸が眼前というロケーションに恥じない活きの良い魚と、団体にも関わらず暖かい料理は後出しで対応する配慮もできていて、皆さんの評判は上々でした。個人的には揚げたてのアナゴの天ぷら(20cm)が旨かった。

Koushi2 大浴場から続く露天風呂は備讃瀬戸を見下ろしながら入ることのできるロケーションがいい。西向きの風呂なので、夕日が沈む頃に入ると素晴らしい景色が楽しめそうです。

正直、お湯の質は特筆するものはありません。しかし特段泉質に拘らなければ、料理と風呂のロケーションだけでも十分楽しめるホテルでした。

2008年4月12日 (土)

湯の瀬温泉

【2004年5月】

岡山道総社ICを降りてR180を岡山方面に左折、約500m先、3つ目の信号をR429に向け左折、約30km走ると右手に小森温泉がある。さらに200m進んで左折すると、湯の瀬温泉がある。総社ICからは50分

山間の一件宿である。すぐ裏手に川が流れ、源泉は川底から湧いているそうだ。

鄙びきった玄関を入ると女将さんが出てこられた。入湯料520円を払う。階段を下りて廊下を進んだ先、川に面するあたりにお風呂がある。本館とはうって変わって、ログハウス風の真新しい風呂だ。ちょうどご主人が入浴中で、

「蛇口から冷泉と湧かした熱い湯が出るので調節して入りなさい。どちらも全く加水していない源泉だよ。」

と教えてもらった。

川を望む側は全面ガラス。川を挟んで対岸は公園。下から1/3はスリガラスなので公園からは見えないのだろう。

湯は、普段は無色透明とのことだが、この日は雨で川も増水しており、そのせいか茶濁していた。ph9.4とアルカリ性のつるつるすべすべに硫化水素系硫黄のアロマ。湯田温泉山水園翠山の湯に似た印象。非常に心地よい湯である。湯船は大人3~4人でいっぱいの小さなもの。

上がると奥様が、茶濁していることをとってもに気にされて

「今度是非天気の良いときに入りに来てね。すごくきれいな湯なんだから」

と繰り返された。むしろ濁り湯が好みな私は一向に気にしていなかったが、一般には「濁り湯=汚い」という方が多いんだろうなあと思った。

天気の良いときにもう一度来てみたいお湯である。

湯の瀬温泉

岡山県加賀郡吉備中央町豊岡下湯の瀬 1538-1
  電話0867-35-0539
  営業時間9:00~21:00

地図 ココをクリック

※写真を撮っていたはずなのですが、PC内で行方不明。出てきたら再UPします。

2008年3月20日 (木)

郷緑温泉・郷緑館

【2007年11月】

湯原温泉郷は適温、良質のアルカリ単純泉が自噴する私のお気に入りエリアのひとつ。これまでも湯原温泉砂湯下湯原温泉真賀温泉など紹介してきたが、泉質にこだわる人にはもうひとつ超おすすめの温泉がある。それが郷緑温泉

Gourokusign1_2 Gourokusign2_2 湯原ICを降りて料金所を出ると突き当たりがT字路。左に行くと真賀温泉、勝山方面。右に行くと湯原温泉、蒜山方面。郷緑温泉は、右に進み500m先を川に沿って左折。さらに約1km進むと郷緑温泉という縦長のサインが見えてくる。そこから左側川向こうを見ると古くて大きな古民家が見える。それが郷緑温泉。橋を左折して到着。

Gourokuzenkei Gourokugenkan 近くで見ると城を思わせるような石垣が印象的。石段を登っていくと、玄関がある。蕎麦屋の入口のような(^^;暖簾がかかっている。

「ごめんくださーい。」

奥から、おばあちゃんが出てこられた。

「お風呂入らせていただけますか?」

「いま、ご夫婦が入とられるけど、あと5分くらいで出られますけ、待ったらええ。」

ここの風呂は、ひとつしかない。だから、1組づつしか入れず、原則貸切風呂状態になる。たまに、同性のお客様で、お互いがいいよと言えば、一緒に入る事もある。

入浴料500円を払い、応接椅子で待つ。

壁には芸能人が宿泊に来たり、取材に来た写真がずらりと並んでいる。秘湯ブームで有名になった温泉。特に関西からのお客様が多いとのこと。湯原ICから2kmで秘湯ムードに浸れるのも人気の理由だろう。

ほどなくお風呂が空き、さっそく入らせていただいた。

Gourokuyubunezenkei 浴槽は、ふたつあって、手前が小さく、奥が大きい。どちらも御影石で作られた綺麗な風呂。まずは体を洗った後、湯舟に向かう。ここの風呂は、必ず奥の大きな風呂から入るのが常道である。

Gourokuhikanetsusou 大きな浴槽は、足下湧出の源泉掛け流し足下は平らではなく、自然の岩盤。大きな亀裂から渾々と湯が湧いてくる。真賀温泉の幕湯や奥津温泉の奥津荘鍵湯、東和楼などと同様、自然湧出の大地の恵み。足場の良いところを確認してゆっくり浸かる。湯は無色透明のアルカリ単純泉。透明度が非常に高く、足元の青緑色の岩盤がきれいに透けて見える。

Gourokuseibunbunseki ph9.1というアルカリ泉なので湯の感触はつるつるすべすべ泉温は34℃のぬるい湯なので、のぼせることはない。静かに浸かっていると、湯がぬるぬると肌を滑って流れていく。時々、ポコっと気泡が湧き出てくる。肌にも僅かだが気泡が付着する。足下湧出ならではの、湯の鮮度を物語る。ビールに例えれば、気が抜けていない証拠である。あふれる湯は、浴槽をオーバーフローしてせせらぎとなり、排水溝に消えていく。湧出量も相当なものだ。ダイナミックに岩盤から湧き出す湯、泉質、鮮度と温泉好きにとってはたまらなく魅力的な湯である。

Gourokukanetsusouyuguchi となりの小さな浴槽は41℃の加熱浴槽。こちらは足下湧出ではなく、底は平ら。寒い時期にはここで体を温めてから上がる。以前紹介した島根県の千原温泉と同じ考え方。私は元来ぬる湯好きなのと、ここの湯は34℃の割には、何故か湯上がりのポカポカ感を感じるのでこの日(11月)は入らなかった。真冬だと、さすがに入ります。

ここの風呂は日帰りだと30分の時間制限がある。事実上貸切湯なので多くの人に入ってもらうためには仕方ないが、極上の湯だけに、後ろ髪を引かれるように上がらなければならない。ここの湯を楽しむためには、宿泊すべきだと思う。

風呂上がりに、ご主人、奥様としばしお話しする。

建物は相当古く、築150年。手直ししながら何とか維持しているとの事。ご年配のご夫婦ふたりで全てを切り盛りしている。だから、宿泊客は1日7室15人が限度だそうだ。

夕食は、スッポンのフルコースが定番。鮮度の高い温泉を利用してスッポンを養殖している。男性には精力剤、女性にはコラーゲンたっぷりの魅力的な食材。

「今年は木の実が豊作。イノシシもよう肥えとるじゃろ。」とご主人。

11月中旬からご主人はイノシシ狩りに出かけるそうだ。獲ったイノシシは冬場に向けてボタン鍋の食材となる。宿泊代はひとり1万円程度とのこと。

至福の温泉と、素朴なもてなし。ここは、「癒し」の空間だと思う。

ご夫婦がいつまでもお元気で、この貴重な温泉宿を維持していただきたいものだ。

  郷緑館

  住所 岡山県真庭市本庄712 

  電話 0867-62-2261

  地図 ここをクリック

  ■日帰り入浴について

   入浴料 大人500円 小人300円  

   入浴時間 10:00~16:00    

2006年12月20日 (水)

般若寺温泉

【2005年6月】

Photo_18中国道院庄ICから国道179号線を北上、苫田ダム(奥津湖)を過ぎ、奥津温泉の手前まで来ると、バイパスと旧道に分かれる。奥津温泉に行く際に、新緑・紅葉の季節は、急ぐ旅でなければ奥津渓谷を通る旧道が良い。渓流にモミジが低く折り重なる、とっても綺麗な道。

奥津渓谷のど真ん中に一軒宿の般若寺温泉がある。道路沿いには車庫と小さな看板があるだけなので、よほど注意して通らないと気付かない。車庫にクルマを停め竹林の中、渓流に向かって石段を下りていくと古民家といった風情の建物。藁葺き屋根が郷愁を誘う。

先々代までは般若寺という天台宗のお寺だったそうだ。明治初頭に宿坊として開業。寺をやめた後も旅館として続いている歴史ある宿。

ここは、日帰り入浴するには予約が必須。風呂は完全貸切制10時から14時まで1時間刻みで、1日最大5組だけ予約を受け付ける。

「ごめんください。」 「ワンワン」3匹の番犬がけたたましく出迎えてくれる。

「ごめんくださーい。」 「わんわん」予約してなければ帰りたくなるくらい、よく仕事をする番犬である。

「お待たせしました。電話受けてたので・・・。予約のトトロさんですね。お一人様1000円です。お風呂は階段を下りたところの建物です。」

Hannyajihuroyugoya今日は職場の人と二人連れ。階段を下りると古びたコンクリート造りの湯小屋。内湯露天風呂がある。まず内湯に。天然の岩盤がそのまま奧側の壁になっている湯船。2人でちょうど良いくらいの小振りな風呂。お湯が素晴らしい。すぐ近くから自噴する39℃の湯をパイプで引き込み、ザーザーと贅沢に掛け流している、つるつるのアルカリ単純泉phは調べていないが、私の肌が9以上だと訴える。温泉にはさHannyajiutiyuhiki ほど興味のない連れも、「こんなつるつるは初めて。」と実感。ぬるめの湯だけに長湯をすれば、肌の角質層をいい感じに溶かしてくれる素肌美人の湯。

続いて露天風呂に移動。こちらは景色が秀逸。なにしろ、奥津渓谷のど真ん中。目の前は鮎返しの滝、露天風呂のすぐ横は水深5~6mHannyajirotenupの淵。エメラルドグリーンの川面をのぞくと透明度抜群。魚(イワナ?)が手に取るように泳いでいる。川下には唯一の人工建造物大釣温泉が見えるだけ。この建物、昔は木造の郭で、借景としても風情があったそうだが、現在はコンクリート造なのがやや残念。

湯は、同じアルカリ単純泉だが、内湯とは異なるふたつの源泉からポンプで汲み上げているこのこと。すべすべ度は内湯に軍配が上がるが、露天は景色が素晴らしいだけに、どちらの風呂もゆっくり入ってしまう。

あっという間の1時間が過ぎ、着替えて出ると、次のお客様が歩いてこられた。

「予約いっぱいでお断りすることも多いんですよ。」

こんな素晴らしい温泉、日帰り入浴1日5組では当然かも。次回は是非、紅葉の季節に来てみたい。

【情報】

宿泊も1日3組だけ。離れ風の素朴な建物。1泊2食付き20,000円~

電話0868-52-0602

2006年12月17日 (日)

湯原温泉・砂湯に脱衣場復活

【2006年12月】

復活の噂を聞いていた砂湯の脱衣場が完成していました。

木造で、以前の物と同等かやや大きいくらいでしょうか。

衣類を置く棚は36個。扉はなく湯船から丸見え。みんなの視線で盗難を予防する従来通りの造作です。

新設されたのは、完全に目隠しされた、ふたつの更衣室

内側から施錠でき、女性にとっては、他人の視線にさらされることなくバスタオルの軍艦巻きができるので嬉しい設備だと思います。

 ※ 訪れたのが夕暮れ後だったので写真撮影できませんでした。

*** *** *** ***

本日は友人から突然の電話。

「真賀温泉がいいって言ってたよね。行ってみようと思うんだけど、道に自信ない。」

「(⌒ー⌒) ニヤリ しかたない。一緒に行きませう。」

という訳で、真賀温泉と砂湯の温泉はしごでした。

Maga真賀温泉の湯面です

2006年12月11日 (月)

奥津温泉3・奥津荘

【2004年2月】

河鹿園を出て右隣が東和楼。東和楼を出て右隣が奥津荘。奥津温泉を代表する3軒の宿は並んでいる。

Photo_17 「次はここに入るの?」

私より先に東和楼を出た娘が奥津荘の前で言った。娘同伴ではせいぜい2軒しか入れないかなと思っていたが、どうやら奥津の湯めぐりはお気に召したらしい。

奥津荘も東和楼と同様の木造2階建てで、昭和初期の建物。フロント(というよりは帳場と呼ぶのがぴったりくる)で、大人500円、小人250円を払い、奥の階段を下りる。ここも風呂が玄関よりも低いということからわかるように、東和楼と同様、裏の河原に湧く湯の上に風呂を作ってある。男女別の風呂だが、男湯は鍵湯と呼ばれている。美作藩主森忠政が河原に自噴する湯を囲んで自分専用の風呂を作り、普段は鍵を掛け誰も入れぬようにしたところから命名された歴史ある風呂。

Kagiyu 浴室は薄暗い印象。タイル張りだが、湯船の中は岩がごろごろ。まさに河原の周りを塗り固めて作った風呂という感じ。誰もいない風呂で娘と二人、岩の上で落ち着く場所を探すのにうろうろ。6~7人は十分入れる広さだが、落ち着く場所が少なく、実際にはたくさん入れないような気もする。まあ、殿様専用の湯だから、これでいいんだろうけど。

泉質は東和楼、河鹿園と同じつるつるすべすべ。ph9.2のアルカリ単純泉。湯は岩の間から湧き出ているようだ。時々泡も湧いて出る、まさに足下湧出の自然のままの湯。湯温は40℃くらいか。

「ここの湯はどう?」

「湯はおんなじかな。でも匂いが違うよ。ちょっと臭い。」

確かに、湯はとても気持ちよいのだが、ほのかに生臭い。鉱物臭とは明らかに違う不快な臭い。掃除の問題かもしれない。せっかくの良い湯が残念。

*** *** *** *** ***

奥津荘を出て、河原に向かう。残雪の中に無料の共同浴場がある。混浴で、男性が2名入っていた。さすがに4軒連続の入湯には私も迷って娘に聞く。

「入ってみる?」

「やだ。他の人がいるもん。」

娘は、河原で雪だるまを作り始めた。はじめて見る50cmも積もった雪に興味が移ったようだ。ということでしばらく雪遊びをして帰路に着いた。

*** *** *** *** ***

帰り道の車の中での会話

「やっぱり河原のお風呂も入ればよかったかな。」

「だって、知らないおじさんがいたもん。」

「知らない人がいたからイヤだった?」

「女の人だったら良かったのにねえ。」

そりゃ、お父さんも同感・・・。(* ̄∇ ̄*)

娘と一緒に男湯にはいるのもそろそろ終わりかな・・・と、ちょっぴり寂しくなった。

【注】2004年8月、奥津荘はリニューアルされています。入浴料は大人1000円と値上げされましたが、レトロな雰囲気はそのままにとても綺麗になっていました。奥津荘リニューアル後も、何度か奥津温泉には出かけましたが、喫茶は利用したものの、縁なくまだ鍵湯には入っておりません。きっと異臭もなくなっていると思うので、ぜひ入ってみたいお風呂です。

奥津温泉1・河鹿園へ

2006年12月10日 (日)

奥津温泉2・東和楼

  【2004年2月】

Touwarougaikan1河鹿園に続いて、お隣の東和楼に行く。こちらは、木造二階建てのレトロな建物。昭和2年築だそうだ。玄関を入り大人500円、小人250円を払う。

「お風呂は奧の階段を下りてトンネルを潜った先にあります。結構深いのと、湯船の中にパイプが突き出ていますから気をつけてくださいね。」

廊下を進むと、ギシギシときしみ音。時々ふわふわした場所もあるのは、私の体重のせいだけではなさそうだ。建物の年季を感じつつ進むとコンクリートのトンネル。

「どーしてトンネル通ってお風呂に行くの?」と娘。

「建物の裏にね、地面の下からお湯が湧いて出てるんだよ。ここの旅館は、お湯の湧いてる所にお風呂を作っちゃったんだ。だから、そこまで歩いていくんだよ。」

「ふーん。お湯が湧いて出てるの?ピューって?」

「うーん、ピューかなあ・・・。ポコポコかも。」

「へんなの。」

足下湧出を8歳の娘に説明するのは難しい。

Touwarou3_1 お風呂は男女別。男湯は幸い誰もいない。浴室にはタイル張りに3~4人が入れそうな湯船がひとつ。底は岩盤が折り重なるようにできている。深さは意外に深く1mくらい。娘は岩から岩へ飛び移って自分にちょうど良い深さを探す。湯はつるつるすべすべのアルカリ単純泉。無色透明なはずだが、何故か青白く見えるのは深さのせいか。公称のphは9.2だそうだが、河鹿園よりは若干phが高い感じ。ぬめり感をより強く感じる。底から突き出ている塩ビ管からは、かなりの勢いで湯が噴き出している。娘が近づくと体が浮くほど。この湯は女湯へもそのまま供給されているようだが、浴槽ふたつ分の大きさから比べてもこの湧出量は贅沢の極み。静かに浸かっていても、僅かな気泡とともに音もなくすべすべの温泉がからだにまとわりつく感覚は、他では得られないもの。自然のままの湯温も体感では約40℃とちょうど良く、いつまでも浸かっていたい気分。

「さっきのお湯と比べてどう?」

「こっちのほうがぬるっとしてるよ。お湯もヌルっと噴き出しているね。」

「どっちのお湯が好き?」

「こっち。」

おお、8歳にして泉質の違いを感じるとは、こやつ、ただ者ではない。(親バカ?^^;)

【注】河鹿園の湯も足下湧出ではないが大変鮮度の良いもので、泉質の違いも私見であり僅差であることを付記します。どちらもすばらしい湯です。

風呂上がりに女将さんと話す。

「ありがとございました。いいお湯ですね。感激しました。^^」

「ありがとうございます。奥津は何もないことろですが、湯だけは恵まれております。今度は是非泊まりにいらしてくださいね。」

言われなくても、本当に泊まりに来たくなるような鄙びた風情と良質の温泉でした。

さらに続けて3軒目の奥津荘へ向かう。(次回に続く)

【注】入浴料は当時のもの。現在は、大人800円、小人400円。なお、温泉のはしごをするなら、河鹿園、東和楼、奥津荘3軒のお風呂に入れる入浴手形1,100円がお得。

【参考】東和楼の宿泊代は、1泊2食付きで10,000円~。

奥津温泉3・奥津荘へ

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