趣味

2008年5月 7日 (水)

収集癖というもの 茶碗編

*** 前回から続く ***

Photo 旅行の企画を仕事にしていたおかげで、陶磁器の産地を訪ねる機会に恵まれていた。最初はあまり興味がなかったが、20歳代半ばの頃、備前焼の窯元を訪ねたとき、素朴な美しさに心惹かれてしまった。

その時買ったのが、写真の抹茶茶碗

私は、抹茶は好きだが、茶道のたしなみはない。大皿、壷、徳利、ぐい呑み、コーヒーカップなどいろんな焼き物がある中、なぜ抹茶茶碗かというと、美しさと実用性のバランスがいいと感じたから。格好良く言うと、「用と美を兼ね備えた」ということか。以来、陶磁器の窯元に行くたび、気に入った茶碗があれば買って帰るようになった。

しかし、所詮はしがないサラリーマン、予算に限りがある。1品の上限は2万円までと決めた。実際には5千円でも気に入ったものがあったり、2万円でも気に入ったものがなく、買わなかったりで、平均購入価格は1万5千円くらいだろうか。

最初の頃は、買って帰ると箱から出して眺めたり使ったりしていたが、飾るケースがない事もあって、そのうち買って帰っても箱に入れたまま積んでおくだけになった。それでも窯元に行けば物色し、気に入れば買って帰る。いつのまにか収集が目的化してしまった

20 先日、久しぶりに抹茶茶碗を出してみることにした。なにしろ、全部で何客あるのかも、どこの窯元のものがあるのかもわからない。買ったまま包装紙を剥がしてないものもある。中には、買った記憶がないのに何故かあるもの、逆に、買った記憶があるのにどこに収めたのか見つからないものもあったが、あるものはすべて箱から出し、廊下に並べてみたら20客あった。

作家ものや、銘のないものが混在しているので、調べたり、写真を撮りながら一覧表を作成するのに半日を要したが、整理できて一安心。Photo_2 Photo_3 Photo_4 Photo_5

地域別に挙げると、薩摩焼、小田志焼、小石原焼、伊万里焼、唐津焼、砥部焼、萩焼、雪月焼、備前焼、丹後焼、伊勢焼、九谷焼、常滑焼。これ以外に信楽焼や有田焼なども家宅捜索をすれば出てくると思われる。

作法は知らないが、天気の良い日に野立したら気持ちいいだろうな。

2008年4月20日 (日)

収集癖というもの 切手編

小学生の頃、切手収集なるものが流行った。

記念切手の発売日には、朝早くから郵便局の前に並んだ。月額数百円の小遣いの中から、額面15円もしくは7円(当時は定形封筒が15円、ハガキが7円だった。)の切手を数枚買う。大人がシート(20枚)単位で買うのを見て、羨ましかった。

切手カタログには標準小売価格が記されていた。これらを参考にしながら、友人と切手を交換して種類を増やしていく。切手を入れておくストックブックが何冊も溜まった。

ボストークという切手アルバムの存在を知ったのは中学生になってすぐの頃だった。これまで発行されているあらゆる切手が整理できるように作られていて、発行年毎にページを追加購入するようにできていた。とりあえず、自分がたくさん持っている年代あたりから買ってみたのが運の尽きだった。

ボストークでは、切手の図柄がモノカラーで印刷されていて、その上に透明なフィルムが貼ってあり、本物の切手をマウントできるようになっている。切手をセットすると、カラーでとても美しい。しかしそれだけに、持っていない切手があると、その部分だけがやけに目立つ。コレクターとしては買わないわけにはいかなくなる。無限地獄の始まりである。

中学生の経済力では、やがてすぐに限界が来た。切手趣味週間シリーズの人気切手月に雁、見返り美人1枚数万円。広重、北斎の国際文通週間シリーズも、蒲原、箱根など数千円する切手がたくさんあるのだ。シリーズ完結なんて望むべくもなかった。限界を知るとともに、切手収集熱も徐々に冷めていった。

しかし、この切手収集によって、モノを集める事は楽しいという事に目覚めてしまったようだ。 その後しばらくはなにもなかったが、社会人になって、あるものを集め始めた。

*** 次回に続く ***

フォト

面白かった本

  • 渡辺京二: 逝きし世の面影 (★★★★★)
  • 百田尚樹: 海賊とよばれた男 (★★★)
  • 池井戸 潤: オレたちバブル入行組 (★★)
  • 森田 繁昌: はぶてる女 (★★★)
  • 百田尚樹: 永遠の0 (ゼロ) (★★★★)
  • 田中啓文: 落下する緑 (★★★)
  • 藤原伊織: テロリストのパラソル (★★★★)
  • 佐藤賢一: カルチェ・ラタン (★★★)
  • 井上ひさし: 四千万歩の男 (★★★)
  • 冲方丁: 天地明察 (★★★★)
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