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2009年2月

2009年2月16日 (月)

【番外編】 草津温泉 2

【番外編】 草津温泉 1 から続く

翌日は、朝5時起床。朝食の7:00までに残りの源泉制覇を目指す。残りの源泉は、湯畑源泉、煮川源泉、地蔵源泉。ただし、ホテル櫻井の表記に一抹の不安を感じ、時間が許せば万代鉱源泉西の河原源泉も共同浴場で浸かってみたい。

喜美の湯
Kusatsukiminoyu3 湯畑源泉の共同浴場はたくさんあるが、ホテルから近い喜美の湯に向かった。誰も入っていないので、明かりを付けて浸かる。透明の湯に硫化水素臭。温度は42℃くらいか。

「おはようございます。」
浸かると同時くらいに地元の方が入ってこられた。特に叱られることもなくほっとする。個別の共同浴場のローカルルールまでは調べ切れていないから。
「掃除などは交代でなさるんですか。」
「いや、掃除人を雇って、費用を各家で負担するんだよ。」
「こうして使わせていただけるのはありがたいです。」
「マナーを守ってくれればいいんだけどね。」
やはり守らない人がいらっしゃるようだ。

千歳の湯
喜美の湯から徒歩2分。ここも湯畑源泉なので、施設だけ見学させていただいて通過。

瑠璃の湯
千歳の湯から徒歩5分。湯畑源泉。入浴しなかったが、鍵も開いていて入浴はできそうだ。

地蔵の湯
Kusatsujizohnoyu5 瑠璃の湯から地蔵通りの急な下り坂を下って徒歩3分。白旗の湯に匹敵する立派な建物。誰もいないので明かりを付けて入らせていただく。脱衣場はなく、浴場の端に脱衣篭があり、靴もそこに置く。地蔵源泉は無色透明。硫化水素臭。42℃くらい。肌触りは優しく、長湯したくなるようないい湯です。

※現地に特段張り紙はなかったのですが、後日、観光協会のHPで、一般観光客は8:00~22:00と書かれているのを見つけました。事実であればルール違反でした。ごめんなさい。

煮川の湯
Kusatsunikawanoyu1 地蔵の湯から徒歩2分。地蔵通りが滝下通りに突き当たったところにある。煮川源泉。地蔵源泉やここは他に入れる浴場がないので、開いていてほっとする。

「おはようございます。」
先客に挨拶する。旅人のようだ。浴槽は3~4人が適当なくらいの小さな風呂。湯は透明で、硫化水素のアロマは今朝入った中では一番強く感じた。好きな香りだし、ここも長湯したくなるのを我慢して15分ほどで出る。

睦の湯
煮川の湯から徒歩8分と、かなり川下に進んだ所にある。湯畑源泉なので入らなかった。ここは張り紙があり、外部の人に対し、「午前9時から11時半までは掃除のため入浴禁止」「午後3時より9時までは区民の入浴時間」と、明確に入浴時間を制限してある。分かり易くてありがたい。

恵の湯
Kusatsumeguminoyu3 睦の湯からさらに下ること徒歩3分。万代鉱源泉を求めて随分下ってしまった。
広めの脱衣場で服を脱ぎ、浴室に。透明の湯が掛け流されている。浸かってみると、無臭肌にも特に感じるものなし。ひげ剃り後も昨夜のホテルのように剃った直後ではないのでひりひりしない。万代鉱源泉だとは思うが、ホテルの別湯よりも優しい感じがした。
ということは、別湯はやはり混合泉??うーん、疑問は深まるばかり。

行くときは、各温泉に15分づつ立ち寄りながらで距離を感じませんでしたが、恵みの湯からホテル櫻井までは徒歩30分。朝食時間にぎりぎり間に合いました。時間の関係で、西の河原源泉を持つ凪の湯へは立ち寄れなかったのが残念。

しかし、ほぼ目的は達し、草津の湯をたっぷり味わった2日間でした。

2009年2月15日 (日)

【番外編】 草津温泉 1

ご近所さんとバスツアーに参加した。信州昼神温泉と上州草津温泉2泊3日。中四国の温泉というブログの趣旨からは逸脱しますが、広島からは遠くて行きづらい名湯草津温泉ということで、あえて書き留めておきます。

■草津温泉の、まずは下調べ(^^)♪

1.概要
Kusatsuyubatake2 1000年以上の歴史を持つ。源泉から自噴する湧出量の合計は毎分32,300リットルで日本一。泉質は硫酸塩・塩化物泉。酸性泉で殺菌力が強く、刀傷にも効くことから古くは戦国武将の治療から吉原遊女の性病治療まで広く利用された。江戸時代から温泉番付東の大関(当時は横綱はない。)と、日本を代表する温泉。

2.主な源泉
源泉は100箇所以上あるが、江戸時代から続く主な源泉は5箇所。
①湯畑源泉 泉温53.9℃ PH2.0
②白旗源泉 泉温53.6℃ PH2.0
③西の河原源泉 泉温49.5℃ PH2.0
④煮川源泉 泉温49.9℃ PH2.1
⑤地蔵源泉 泉温52.3℃ PH2.0
泉質:酸性含硫黄アルミニウム硫酸塩塩化物泉(酸性低張性高温泉)
知覚的所見:無色透明、硫化水素臭
成分総計:1.6~2.3g/kg

湧出地も成分も良く似たこれらの温泉は、おそらく地下ではひとつで、出口が違う分、最後に微妙な成分の違いが出るのでしょうね。
同じモルトウィスキーでも、最後に寝かせる樽によって味が変わるのと似ているかも。
(例えがヘン?)


1970年、硫黄鉱山採掘中に湧いた新源泉
⑥万代鉱源泉 泉温96.0℃ PH1.5
泉質:酸性含硫黄硫酸塩塩化物泉(酸性低張性高温泉)
知覚的所見:無色透明
成分総計:3.51g/kg

硫黄鉱山採掘中に噴出したというこの源泉は、湯畑周辺の源泉とは別物ですね。高温、強烈な酸、濃い成分総計は私の経験では大分県の塚原温泉を想像するのですが。興味津々。

3.共同浴場(外湯)
草津温泉には18の共同浴場があり、前述の6つの源泉が引き分けられている。2~8人くらいの小さな湯船が多く、備品は湯桶くらいしかない。
1 翁の湯 (湯畑)
2 千代の湯 (湯畑)
3 地蔵の湯 (地蔵)
4 長寿の湯 (湯畑)
5 恵の湯 (万代鉱)
6 つつじの湯 (万代鉱)
7 長栄(町営)の湯 (万代鉱)
8 白嶺の湯 (湯畑)
9 千歳の湯 (湯畑)
10 瑠璃の湯 (湯畑)
11 凪の湯 (西の河原)
12 関の湯 (湯畑)
13 煮川の湯 (煮川)
14 睦の湯 (湯畑)
15 喜美の湯 (湯畑)
16 こぶしの湯 (万代鉱)
17 巽の湯 (湯畑)
18 白旗の湯 (白旗)

【注意】
共同浴場は、近隣の住民で維持管理されています。
原則は24時間無料で利用できますが、清掃時間、地元優先時間等の制限があります。
もらい湯の精神で、マナーを守って利用しましょう。
※共同浴場のマナー
①十分な掛け湯をした後、湯に浸かる。
②タオルを湯につけない。
③使った湯桶は整理して重ねておく。
④脱衣スペースを濡らさない。浴室で身体を拭いた後に上がり、濡らしたときには拭く。


4.有料温泉施設
西の河原露天風呂(サイノカワラロテンブロ)
【営業時間】 7時~20時(12月~3月は9時~)無休
【料金】 入浴大人500円・子供300円  コインロッカー100円
【問合せ先】 0279-88-6167
【備考】 タオルは持参すること
大滝乃湯
【営業時間】 9時~21時(最終入館は20時)無休
【料金】 入浴大人800円・子供400円
【問合せ先】 0279-88-2600

5.ホテル櫻井(今回宿泊するホテル)
使用する源泉:
①大浴場…西の河原源泉
②露天風呂…わたの湯源泉
③別湯…万代鉱源泉

いずれも、非加水源泉掛け流し
【わたの湯源泉】
ホテル櫻井の近くの民家から自噴する湯を分けてもらっている独自源泉だそうです。
⑦わたの湯源泉 泉温51.1℃ PH2.1
泉質:酸性含硫黄アルミニウム硫酸塩塩化物泉(酸性低張性高温泉)
知覚的所見:無色透明、硫化水素臭

湧出地は湯畑に近いので、泉質も近いものだと予想できるが、独自源泉だけに楽しみ♪

■そして当日…

バスツアー、しかもご近所さんと一緒に参加しているので、温泉巡りに使える時間はさほど多くはない。
ホテル到着…15:40 夕食…18:30 朝食…7:00 出発…8:00
館外の入浴活動時間は、16:00~18:30と起床~7:00ということになる。

今回の目標
①草津を代表する6つの源泉+わたの湯源泉に浸かる。
②西の河原露天風呂に入ってみる。


16:00~ まずは、西の河原露天風呂。ホテルのフロントで、割引券(50円引き)をもらう。ホテルを出て右側から回り込むように坂道を歩いて下る。片岡鶴太郎美術館からは西の河原公園を上り道。硫黄の香りが漂い、温泉が流れる西の河原源泉を眺めながら歩き、約15分で到着。

西の河原露天風呂

Kusatsusainokawara1 Kusatsusainokawara2 500平米の広大な露天風呂。この時期(2月中旬)、周囲の雑木林は積雪があり、開放感と風情はなかなかのもの。
源泉は、西の河原にありながら、万代鉱源泉を引いて、冷ますために加水している。場所によっても温度差があるが、40~42℃くらい。20分くらい浸かって出る。

白旗の湯

Kusatsushirahatanoyu1 西の河原露天風呂を出て湯畑に向かう。下り坂約10分で到着。湯畑に面して白旗の湯がある。木造の湯小屋は左側の吹き抜けが特徴的。
中にはいると8人と、ほぼ満席状態。共同浴場の中では広い部類にはいるそうだ。
浴槽はふたつあり、湯の色はどちらも乳白色。掛け湯をして浸かる。熱い。46℃くらいはありそうだ。この温度は中四国でいえば温泉津温泉元湯クラス。2~3分間隔で出入りを繰り返す。

「拭いてから上がれよ。さっき床を拭いたばかりだぞ。」
入浴されている一人が大きな声を出す。地元の人らしい。
「すみません。」
若いおにいさんは素直に謝って身体を拭く。
ごもっとも。よそ者は無料でこんなにいい湯に浸からせていただくんだから、マナーは守らなきゃ。
それから、注意したおじさんと世間話になった。湯自慢やマナーの話など、浸かったり出たりを繰り返しながら延々40分。ホテルの夕食時間が迫るまで長湯してしまった。
他の入浴客はどんどん入れ替わる。さすが人気の共同浴場。私がいる間、客が途切れることはなかった。

ホテル櫻井

夕食後、ホテル館内の温泉めぐり。このホテルだけで、3つの源泉に浸かれるのはありがたい。

大浴場
西の河原源泉。色はなく透明。卵の腐ったような硫化水素臭がある。肌触りは優しい

露天風呂
Kusatsusakurairoten4 わたの湯源泉薄緑色の濁り硫化水素臭。肌触りは大浴場よりやや濃い印象。気持ちいい湯である。特にこの季節、周りに雪が残っているので、露天風呂だと頭寒足熱で長湯したい気分になる。

別湯
Kusatsusakuraibetsuyu4 フロントで525円を払い、さくら倶楽部のカードキーを借りれば翌朝まで何度でも利用できる。そこそこ広い風呂にも拘わらず、有料のせいか利用者が少なくて、とってもゆったり入れる。
万代鉱源泉透明でアロマも感じない。肌触りも意外にさらっとした印象。強い印象はないが、PH1.5なのかなと思ったのは、ひげを剃った部分がひりひりする事。傷でもあれば激痛が走るのではないかと思う。もっとも、PH1.4の大分県塚原温泉も無色透明無味無臭。傷がなければひりひりすることもなかった。短時間の入浴では、PHにおいて特に体感するものはないのかも。

【疑問】
3つの浴場に3種類の源泉というのが、ホテルの説明。しかし、大浴場に掲示されている成分分析表には、露天風呂はわたの湯源泉だが、大浴場は西の河原源泉と万代鉱源泉の混合での成分分析表となっている。これを見て、ホテルに再度確認してみたが、やはり最初と同じ説明。説明通りなら、成分分析表を修正すべきだと思うのだが。少し釈然としない。

残りの源泉は翌朝の宿題として、就寝した。

*** 草津温泉2に続く ***

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