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2007年11月

2007年11月 4日 (日)

湯野温泉・元湯小松

山口からの帰り道、山陽自動車道を走りながら考えた。

「どこか気持ちええ温泉なかったかな・・・。そういえば湯野温泉はしばらく行っていなかったな。」

R2 湯野温泉は、徳山西ICから約3km、5分で着く。帰路の時間ロスも少ない。料金所を抜けて国道2号線を防府方面へ。約1km弱、湯野温泉のサインに従って右折すると間もなく到着。

ここは仕事で何回か来たことがあり、紅葉館はじめ数軒泊まっているが、掛け流しではなく、硫黄(硫化水素?)のアロマだったという印象。折角だから入ったことのない風呂を探す。思いつきで資料も何もないので、道を歩いている地元の人に尋ねた。

「こんにちはー。(⌒▽⌒) 湯野温泉で湯がいいと評判なのはどこですかねえ。」

「それやったら小松がええよ。」

「ありがとー。(⌒▽⌒)/」

Photo 元湯小松は、すぐに見つかった。古びた鉄筋の建物。得てしてこういう外観の旅館に新鮮湯が掛け流されている事が多い。期待して玄関をくぐる。

「こんにちは。日帰り湯入れますか。」

「いらっしゃいませ。入れますよ。入浴料360円。タオルは210円ですよ。」

愛想の良い受付嬢(元嬢?^^;)が答えてくれる。

脱衣場から浴室にはいると、大きな湯船小さな湯船がひとつづつ。5人の先客。

大きな湯船に入ってみる。温度は40℃強。湯野のイメージである硫化水素臭はなく、消毒用の塩素臭のみ。どうやら循環泉のようである。
(ToT)

Photo_2 続いて、小さい湯船へ。こちらは掛け流しで無味無臭湯野の特徴である硫化水素臭がない。ここの源泉は他とは違うようだ。湯温はかなりぬるく、32℃肌触りはすごく柔らかい。これはなかなかの湯である。
o(^-^)v

この源泉浴槽は、ぬるい湯なので、大きな循環泉浴槽と行ったり来たりを繰り返す。真夏なら源泉浴槽だけでもいけそうだが。

「こんにちはー。いい湯ですね。」

Photo_3一緒に使っているおじいさんに話しかける。

「・・・オンボロ湯よ。 近所じゃけ来るんじゃが、洗い場にシャワー付けてくれェ言うても付けてくれんし、源泉は金網で囲んで汲んで帰れんようにするし・・・」

ありゃ、ここの湯が嫌いな人に声かけてしまったかも・・・。

「ご自宅にお風呂はないんですか?」

「あるが、ワシは入らん。」

「・・・ここへはどのくらい入りに来てんですか?」

「毎日。」

「へえ。。何年くらい通われているンですか?」

「50年。」

どうやらここの湯が大好きなようだ。屈折した愛情表現である。(^^;

「この源泉がええんじゃ。湯野で30℃を越える源泉は小松だけ。この湯があるからここへ来る。」

聞けば、源泉を非加熱で流し込んでいるのだが、給湯口から湯を汲む人が多く、湯船に流れ込む湯が減って掛け流しにならないため、やむを得ず汲めないようにしたんだそうだ。

「最近はマナーを知らんヤツが多い。他の者に配慮せず湯を汲む者がいるから、みんなが汲めなくなる。風呂にはいるときも、湯船に浸かる前に体を洗わんかったり、源泉浴槽で頭を湯につけたり・・・。」

私はもちろん最初に顔や体は石鹸で洗っているが、それでも浸かったまま顔を洗おうとしていた手が思わず止まってしまう。(^^;

口うるさいおじいさんだが、この湯を大切にしたいという思いが伝わってくる。

ゆっくり浸かったが、鮮度の高さ、クセのなさ、肌触りの良さとレベルの高い湯である。強烈な硫黄泉が懐石料理だとすればここの湯は美味しい家庭料理。毎日入るには理想的な湯だと思った。

湯を出て成分分析表を見て驚いた。phはなんと、9.33!どおりで肌触りがよいはず。他の湯野温泉とは泉質が違う、新しい湯野温泉を発見できたのは収穫でした。

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