« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

2007年9月

2007年9月22日 (土)

木部谷温泉・松の湯

【2005年4月】

間欠泉が中国地方にもあるらしいという話を聞いて訪ねてみた。中国道六日市ICから津和野方向に国道187号線を12km、約15分進むと、右側に木部谷温泉の看板。

04250005 森に囲まれるように建物がある。
何はともあれ、まずは入浴。
(^^)

入浴料は350円。入口で愛想の良いおばさんに払う。

浴室はさほど広くはない。タイルの壁に石張りの床。浴槽も石造りで、5~6人が一度に入れる広さ。

浴槽から床にかけては、一面茶色の析出物で覆われている。これはとっても濃い湯に違いない。(^^)♪

誰もいない湯舟に近づくと、湯の表面にうっすらとカルシウムの膜が。成分の濃さと鮮度を物語っている。これには感動して、膜をこわすのがもったいないと、しばらく逡巡していたが、脱衣場に人の気配がしたのでザブンと入った。他人に壊されるくらいなら私が壊したい。(^^;

湯は、掛け流しではない。源泉温度が20℃と低く成分濃度が高いので、ボイラー加熱をしようにもすぐにボイラーが壊れてしまうらしい。それで、ここの浴槽には源泉を直接流し込む管と、蒸気で湯を温める管で湯を調節できるようになっている。なかなか良いアイデア。

源泉を流し込んでみる。浴槽の湯は茶色だが、湯口からあふれる源泉は透明。これは湯が新鮮な証。口に含んでみると鉄分主体の味だが、他の鉱物臭も感じられる。

湯口、浴槽、流し場と全体を茶色に染め抜く湯だが、所々に緑色の模様が付いている。これは何の成分かわかならなったので、一緒に入浴した地元の人に聞いてみた。

「こんにちは。ちょっとお尋ねしたいのですが。」
(⌒ー⌒)

「・・・。なんね?」

「この緑色の模様は、銅の成分かなにかですかね?」

「いいや。これはじゃ。」

「藻???どこから植物が湯に入り込むんですか?」

ここの温泉は、中にはじめから藻を含んでいるらしい。それが地表に出て繁殖するからこうなる。」

これには驚いた。なかなか珍しい温泉である。

04250006肌触りはとっても優しい。茶色のクリームのよう。phはお肌に優しい弱酸性。(某石けんのCMみたいですが。)
この日は、私が源泉をドバドバ入れて(^^;)あまり暖めなかったので、40℃弱のぬる湯だったが、炭酸泉でもあるので、長時間入っていると、しっかり暖まる。

0425000704250008お湯を堪能した後は、間欠泉へ。旅館の左から裏山に向かう。ゆるい上り坂を30mほど登ると、間欠泉のある池を囲むように広場がある。

ここの間欠泉は25分間隔で吹き上がるとのこと。この時は運良く5分もした時に、シュワシュワと泡が立ち始めた。

04250009泡はどんどん背が高くなり、ピークで120~130cmくらいまで成長。確かにこれは間欠泉である。

ここの間欠泉の原理は、地中に閉じこめられた源泉に含まれる炭酸ガスが地表に近づくにつれ膨張し、水圧を超える圧力にまで達したときに一気に地表に吹き出すらしい。相当の濃度の炭酸ガスが含まれた温泉だということだろう。

最近は、全国的に炭酸泉がブームとか。ぬる湯でも血管拡張効果により暖まる炭酸泉は、実は日本の温泉では少数派。

その中で、島根県の三瓶山周辺島根県西部から山口県東部の山間地域ではこういった炭酸泉が点在する。次回は、この近くにある全国屈指の炭酸泉を紹介しましょう。

【追記】

浴槽の写真がないのは、カルシウムの膜に感動して、しばし眺めていて写真を取り忘れたから。次の人が来るまでにサッサと撮るべきだったと反省
\(_ _ )。      

2007年9月 1日 (土)

バカナリヤ・バー@東広島市

前回お酒の話題になったので、ついでにBARの話題に触れます。温泉からは逸脱しますがご容赦を。

*** *** *** *** *** *** ***

ひとり旅や出張で初めての街を訪れた時、酒を飲みたくなったらBARを探す。理由は、

① 地域や店による価格差があまりないので安心して入れる。
② 酒の種類が多く、その日の気分でいろんな味が楽しめる。
③ ひとり客が多く、バーテンダーや他の客と楽しく語らう機会が多い。

といったところ。

旅先で良かったBARもありましたが、今回は、東広島市に出張で来られる方で、BAR好きな方におすすめの店をご紹介します。

バカナリヤ・バー

Photo西条駅から徒歩2分。駅前の東横インの裏手、居酒屋四日市の左隣の路地を入って20m

カウンター7席、4人掛けのテーブルがひとつと、決して広くない店内。銘柄は300~400種類並んでおり、常時入れ替わっている。時には他では見かけないような変わった酒も見かける。

チャームがおもしろい。BARのチャームは簡単なものが多い中、ここは、意外に手間のかかった1品料理「簡単なものですが。」と謙遜しながら出してくる。これがなかなか美味しい。地元の海産物、農産物を使い、フレンチの前菜のようなものから和風のもの、スウィーツ風のものまで、行く度に違うものが出てきてレパートリーも豊富。この店の楽しみのひとつ。

Photo_2 マスターの酒に関する知識、技術レベルは高い。BAR慣れした人でも安心して飲める店だと思う。定番カクテルも独自の解釈で個性を出してくることが多く、会話のネタになる。私はスコッチのシングルモルトを頼むことが多いが、同じ銘柄でも正規もの、ボトラーズものを両方持っていて、違いを楽しませてくれたりする。

私もそうだが、酒に詳しくない人は、カクテルでも原酒でも、「こんな感じのもの」と注文する方が良いかもしれない。マスターが豊富な知識顧客観察力を駆使して美味しいものを出してくれる。
 BAR初心者にも親切に飲み方を教えてくれる。BARという文化を大切にし、この町に根付かせたいという気持ちが伝わってくる。

店の雰囲気は、落ち着いた大人の空間。マスターが醸し出す空気には違いないが、ここの客層に依るところも大きい。

ここの常連客は、県外から来ている転勤族や最近西条に移り住んだ人が多いので、地域臭が薄く、出張族にも馴染みやすい。また、男性も女性もほとんどがひとりで来る。ひとりで来るからマスターや他の客と話がはずみ、初めての人でも会話に入り易い。年齢層も幅広いが、30~50歳代が中心。

マスターが読書家で博識のせいか、常連客も本好きや、話題の豊富な方が多い。また、肩書きで酒を飲む人がいないのも特徴。気さくなおっさんやなと思って飲んでいると、後で他の人から、さっきの人、実はプロのチェロ奏者だよ、とか大学教授だよと教えてもらったりする。みなさん、他人に気配りができる、大人の飲み方を心得ている

マスターは、この雰囲気作りには相当気を使っているようだ。場の雰囲気をわきまえない人や騒がしい人には手厳しい。3人連れ以上だと席があっても断る事もあるようだ。酔客相手の商売では、なかなか難しい事。感心する。もっとも、それだから良いお客が集まるのだろうと思う。

こう書くと、何となく敷居が高そうに思えるかもしれないが、普通の大人の常識を持ち、お酒の好きな方で、ひとり、または2人連れであれば十分楽しめるBAR。さらに、本好きの方だったら相性は最高かと。

  バカナリヤ・バー  

  TEL:082-422-6256

  定休日: 日曜日 (でも月2回くらいは営業している?)

        ※連休の場合は2日目が休み、という傾向あり

  2008.10.31追記 HPらしきもの発見! 

            ↓

  タウンマップ西条/バカナリヤ・バー

« 2007年8月 | トップページ | 2007年10月 »

フォト

面白かった本

  • 渡辺京二: 逝きし世の面影 (★★★★★)
  • 百田尚樹: 海賊とよばれた男 (★★★)
  • 池井戸 潤: オレたちバブル入行組 (★★)
  • 森田 繁昌: はぶてる女 (★★★)
  • 百田尚樹: 永遠の0 (ゼロ) (★★★★)
  • 田中啓文: 落下する緑 (★★★)
  • 藤原伊織: テロリストのパラソル (★★★★)
  • 佐藤賢一: カルチェ・ラタン (★★★)
  • 井上ひさし: 四千万歩の男 (★★★)
  • 冲方丁: 天地明察 (★★★★)
無料ブログはココログ