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2007年6月

2007年6月27日 (水)

ホテル祖谷温泉

中四国で、大自然に包まれながら素晴らしい源泉を堪能できる温泉と言えば、真っ先に浮かぶのが祖谷温泉。久しぶりに訪れたのでレポートします。

Setotyuoudou 東広島から祖谷温泉へは、山陽自動車道から瀬戸中央道が早い。風光明媚な備讃瀬戸を15分で渡りきり、四国へ。高松道を松山方面へ向かい、川之江JCT、川之江東JCTを通って徳島道に入り、井川池田ICで高速道を降りる。西条ICからここまでは215km、約2時間40分

Deaikanban 料金所を抜けて、信号を左へ。R192を10分弱走ると、松山方面と高知方面への別れ。高知方面、R32へ進むと、祖谷口。出合・黒沢湿原というサインに従って信号の交差点を左折、青い橋を渡る。この交差点には、ホテIyaguchiyamamichi ル祖谷温泉の看板もあるので分かり易い。
橋を渡るとすぐに道路情報板があるので、一旦停止して必ず確認すること。脅す訳じゃないけど、この先がけ崩れで通行止めとか多いんです。その時は、橋を引き返して大歩危から祖谷に入るしかない。

Yamamichi2 対向車とすれ違えないような狭い山道を進むと、視界が開けて遠くに建物が見えてくる。それがホテル祖谷温泉。ここまでくればあと10分もかからない。さらに山道を進みホテル祖谷温泉に到着。井川池 田ICからここまでは50分

Iyaonsengenkanクルマを駐めて、玄関をくぐる。日帰り入浴は内湯だけだと500円露天風呂共通券は1500円。ここで露天風呂に入らないのは、餃子の皮だけを食べる行為に等しい。当然、1500円を支払う。

露天風呂は谷底にあり、ケーブルカーで行く。1500円は運賃を考えると納得できる。乗り場へ着くと、ちょうどケーブルカーが上ってくるとこKeburu2ろだった。片道7分。15分間隔での運行。

「ケーブルカー、綺麗になりましたね。」 従業員さんに尋ねる。
「3年前に買い 換えたんですよ。ここができてから3台目。」

車内は17席。急な階段状の構造が斜度を物語る。

「全員乗られたので一番前のお客様は、下りのボタンを押してください。帰りは上りのボタンを押してくださいね。ドアの開閉は手動でお願いします。」
運転はセルフサービスである。

Keburusyanai急な斜面を下ると言うよりは落ちるに近い角度で下っていくと、V字谷の底に渓流が見えてくる。この景色だけでも一見の価値があるほど。こんなところで露天風呂に入れると思うだけでワクワクしてくる。

下の駅で下車すると、さらに階段をくだってようやく湯小屋に到着。ずいぶん小綺麗になっている。入口から男女別に仕切られていて、脱衣場はエアコン、ウォッシュレット完備。早速脱いで湯船に。

Iyarotenyubune1 渓流に面した野趣溢れる露天風呂の景色は素晴らしい。巨岩ときれいな水の流れ。普段見ることのできない風景の中での入浴は、最高の転地効果を得ることができそうだ。

Iyarotenyuguchi1 新鮮な湯が豪快に注がれている。湧出量毎分1500リットルは、中四国でもトップクラス。透明な湯だが、白い鉱物分が浮遊しているため、やや白濁して見える。前回来たときはもっと白濁していたが、今回は透明度が高い。源泉そのままなので、その日によって成分が変わるのかもしれない。湯温は38℃くらいか。非加熱の掛け流しなので、ぬるめの湯は真冬はやや寒いが、夏でも快適に入れる。

成分は単純硫化水素泉硫黄臭が漂う。phは9.4のアルカリ泉。すべすべ感がとっても気持ちよい。近場の温泉に例えるなら、ホテル奥道後の湯に近いかも。

湯に浸かりながら、ケーブルカーで一緒になった方とお話しする。

「どちらからですか?」
「広島から日帰りです。車で3時間ちょっとなんで。」
「そんなに近いんですか。私は島根なんですよ。前回は立ち寄り湯だったんですが、とても良い湯なので今回は夫婦で1泊です。」
「それは羨ましい。ご夫婦で温泉好きだといいですねえ。」
「好きなのは私だけですよ。女房は仕方なく、かも。」

なかなかの亭主関白ではないか。
それにひきかえ我が家は・・・いや、言うまい。ひとりででも温泉に行かせて頂けている身に、まずは感謝。

***** ***** ***** *****

Iyabijinnenkeiホテル祖谷温泉を出て、かずら橋方面に10分ほど走ると、祖谷美人という新しい旅館兼蕎麦屋ができていた。平成18年12月オープンとのこと。
このあたりは祖谷蕎麦が有名。私は大の蕎麦好き。加えてとっても空腹だったので思わず入ってしまう。
店内は70~80人収容できそう。Iyabijintaniそば御前1400円を食べる。蕎麦は二八蕎麦か?蕎麦には珍しい平打ち麺。蕎麦の香りはまずまず。食べた後、裏に抜けるとテラスがある。席数は30席くらい。祖谷渓谷を展望できるようになっていた。ここで、ヤマメを焼きながら食事なんてのも良さそう。

いい温泉に浸かり、おいしい蕎麦を食べる・・・幸せな1日でした。

【お詫び】

そば御前の写真がないのは、あまりにも空腹だったので、写真を撮るのも忘れて食べてしまったから。 失礼しました。

2007年6月19日 (火)

シェスパの爆発事故

帰宅してニュースを見ていると、「温泉施設でガス爆発」の文字と瓦礫の山が目に飛び込んできた。

今回の事故は、渋谷のシェスパという温泉施設で起きた。天然温泉をウリにするリラクゼーションスペース。
テレビ報道によると、ここの温泉は地下1500mから汲み上げており、天然ガス(メタンガス)を含んでいる。汲み上げられた源泉は、ガスセパレーターという機器でガスと温泉を分離するが、何らかの原因で漏れたガスが地下1階に充満し、引火したのでは?とのこと。不幸にも数人の方が亡くなられたようだ。

最近はボーリングによって、ある程度は場所を問わず、温泉施設ができるようになった。温泉好きにとっては幸せな時代。さらに嬉しいことに、その中には湯の鮮度にこだわって町のど真ん中で源泉に入浴できるところもある。

そういった中での今回の事故。専門的なことはよくわからないが、おそらく地下深くから汲み上げる温泉に、天然ガスが含まれていることはよくあることのように思う。目に見えない苦労が、最近の温泉にはあるんだなと思った。

私は、どちらかと言えば、昔からある自然に湧出する温泉や、ごく浅い地下水脈の温泉が好きで、最近の温泉施設に関しては辛口になりがちだが、決して否定しているわけではない。湯の鮮度やきれいさに気を配っている施設は喜んで利用している。いつも遠く離れた源泉掛け流しに入りに行けるわけではないので、近場に手軽に入れる施設はやっぱり必要。

この事故で、必要以上に温泉離れが起きないことを願うばかりです。

2007年6月 8日 (金)

ホテル奥道後

【2007年4月】

中国地方で最もポピュラーな温泉はアルカリ単純泉。つるつるすべすべの肌触りに特徴があり、気持ちよい。
これに硫化水素が加わると硫黄のような香りが楽しめる。

私は、この組み合わせが大好き。中四国でも多く見られるので馴染みがあるのかもしれない。

中でも愛媛県の奥道後温泉は湧出量、泉質ともすばらしく、私のお気に入りランキング上位の温泉。

Okudogohotel1 東広島からだと、西条ICから山陽自動車道~しまなみ海道で今治ICを降りる。ここまで80分

料金所を出て国道196号今治バイパスを右へ。800mくらい行くと、国道317号松山方面右折の案内板。これに沿って右折。

あとは道なりで50分ほど走ったところ、道路の左右に巨大なホテルが見えてくる。これが、ホテル奥道後

Okudogoiriguchi 駐車場は、今治方面から来ると道路の右側。温泉の入口はロープウェイの看板のところから坂道を下っていく。温泉棟はでっかい温室。ここはジャングル温泉である。

昭和40年代は巨大ホテルとジャングル温泉の全盛期だった。西日本でも鹿児島は指宿温泉の指宿観光ホテル、霧島の林田ホテル、大分県は別府杉の井ホテル、滋賀県は琵琶湖畔のホテル紅葉など、温泉ブームに乗って次々と現れた。

しかしその後、海外旅行の普及やレジャーの多様化、そして温泉も規模から細やかなサービスへと顧客ニーズは変化していく中、巨大ホテルは姿を消すか、生き残るため営業スタイルを変えていった。

最初は珍しがられていたジャングル風呂も、寒かったり、飽きられたりで次々と消えていく。あたかも全盛を誇った恐竜たちが絶滅していくように。
そんな中、ここは昔の姿のまま生き残っているジャングル風呂である。

Okudogojangle1 脱衣場は手入れも十分で、清潔感がある。

浴室に入った途端、硫黄のアロマに包まれる。ジャングル風呂の空間は普通の大浴場とは比べものにならないくらい広い。それでもこんなに匂うということは、相当なアロマと言える。

階段を下りていく。熱帯性植物の中にいくつもの湯船が点在する。それぞれ微妙に温度が違ったり、薬湯にしてあったりと性格を変えてあるようだ。
Okudogojangle2 とりあえず、浸かってみる。湯はつるつるのアルカリ単純泉。phは実に9.4!硫黄の香りが心地よい。湯の鮮度も良く、源泉掛け流しのようだ。
ジャングル風呂は屋根が高いので圧迫感もなくゆったり入ることができる。

「ふう、気持ちいい・・・」 ( ̄ー ̄)A
「恐竜のように絶滅しそうなジャングル風呂も、まんざら捨てたもんでもないよなー。」
「・・・そう言えば、この景色、ジュラシック・パークの温室に似ているかも。」
「・・・・・・。」
なんとなく、シダ植物の陰から、凶暴で知能の高い小型恐竜ヴェロキラプトルが顔を出しそうな気がしてきて落ち着かなくなった。
私は結構、空想(妄想?)癖があるのだ。(^^;

Okudogoroten4 温室を出ると渓流を見下ろすように露天風呂がある。

ゆっくりと浸かる。これは気持ちよい。新緑と渓流のせせらぎ、小鳥のさえずり・・・。
硫黄のアロマは屋外でも十分感じる。そして新鮮な湯。
Okudogoroten6湯口からは蕩々と湯が注がれ、縁石からはザーザーともったいないほど大量の湯があふれている。この掛け流し量は半端ではなく、通路が湯で完全に覆われるほど。(@@)

温室と露天風呂をたっぷり1時間以上堪能した後、帰ることにした。
帰りがけ、番台のおばちゃんと話をする。

「ここの湯は何度来てもええね。」
「ここはとにかく湯が豊富なんよ。ちょっとぬるいけん加熱しとるけど、掛け流しなんよ。」
「ですよね。ありがたいです。・・・貸切風呂もできたよね。今回は予約が取れんかった。」
「ああ、残念じゃったね。また来なさいよ。・・・そうそう、これあげよう。」

貸切風呂の30分無料延長券をもらった。ラッキー(^^)v
次回は是非貸切風呂にチャレンジしたい。

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