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2007年3月 3日 (土)

関金温泉・関の湯

【2007年1月】

Photo_51 温清楼から20~30m坂道を上ったところ、道路の左側に小さな湯小屋がある。これが、関の湯。開湯104年目の株湯である。

株湯というのは、株を発行し、共同出資で運営する共同浴場。ここは、107人の株主で立ち上げたそうだ。株主には木札が配られ、入浴時に湯番に渡す。無料ではないが、安いそうだ。私のような一般客は200円を払って入浴する。

Photo_52 関の湯は、4回目の訪問。2年ぶりである。浴室に入ると前回来たときより雰囲気が違う。男湯と女湯の仕切り板が真新しい檜の板に新調されている。かつては剥き出しだった給湯管は板の中に埋め込まれ、板の中程から湯口が突き出ている。以前も檜の板だったが、檜の香が一段とかぐわしい。さすがに畳と○房と檜は新しい方が良い。(^^;

湯船は1.7m×2mくらいの松の板を使った小さな湯船。3~4人しか入れない。湯温は40℃くらい。ほどよい湯加減。 一緒に浸かっていたおじいさんに話しかける。

「仕切り板、綺麗になりましたね。」(⌒ー⌒)

「前のはだいぶくたびれとったけんの。平成18年4月にやりかえた。」

「改装は出資者でお金出し合われるんですか?」

「組合のお金で改装できた。しかし、湯船もいずれは、やらにゃいけん。湯船は松の板。これが今ではいい松が松食い虫にやられて少なくなってしまってこれも高くつくので大変じゃ。」

いくら非加熱、源泉掛け流しといっても、施設の維持は大変そうだ。

Photo_53 風呂から上がって、湯番に話しかける。こちらも、とっても気さくなおじいさん。

「さっき風呂で話しとったろ。あれがここの組合長さんだよ。」

「へえー どおりで・・・。いろいろ教えてくださったんですよ。」

「町会議長までした人じゃが、偉ぶらんええ人よ。他所から入りに来た人にもわざわざ関金温泉に来てくださったんだからと、親切になさる。」

「関の湯にも、遠くから来る方はあるんですか?」

「最近は多いよ。この前も、岡山から女性連れで7人来た。ここは狭いぞ言うたんじゃが、大丈夫言うて、入りなさった。中から楽しそうな声がしとるんじゃが、あの狭い湯船でどんなにしよるんじゃろうと考え出したら気になって・・・。体格のええ人も何人かおったしのう。40分くらいして『ありがとう。ええ湯じゃったよ。』言うて帰りなさったが、どうしよったかは、さずがによう聞けんかった。」(-^〇^-) ハハハ

「なんだか湯番も楽しそうですねえ・・・。 関金は知名度が今ひとつだと思っていましたが、やはり湯がいいので増えてきているんですかね?」

「三朝に負けんええ湯なんじゃが、湯量が少ないけん三朝ほどは栄えんかった。規模ではどうしても勝てん。」

「三朝でもほとんどが集中給湯で、湯の鮮度をウリにできるところは数件でしょう。ここの湯、大好きなんでまた山陰に来たら立ち寄らせていただきます。」

「おう。ここの源泉は、湯小屋のすぐ裏、26mの地下から汲み上げとる。何年経っても変わらんけんの。また寄ってや」(^ O ^)/~~

山陰の古湯、関金温泉。 湯に触れ人に触れ、からだもこころも暖まる・・・。

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