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2006年12月10日 (日)

奥津温泉2・東和楼

  【2004年2月】

Touwarougaikan1河鹿園に続いて、お隣の東和楼に行く。こちらは、木造二階建てのレトロな建物。昭和2年築だそうだ。玄関を入り大人500円、小人250円を払う。

「お風呂は奧の階段を下りてトンネルを潜った先にあります。結構深いのと、湯船の中にパイプが突き出ていますから気をつけてくださいね。」

廊下を進むと、ギシギシときしみ音。時々ふわふわした場所もあるのは、私の体重のせいだけではなさそうだ。建物の年季を感じつつ進むとコンクリートのトンネル。

「どーしてトンネル通ってお風呂に行くの?」と娘。

「建物の裏にね、地面の下からお湯が湧いて出てるんだよ。ここの旅館は、お湯の湧いてる所にお風呂を作っちゃったんだ。だから、そこまで歩いていくんだよ。」

「ふーん。お湯が湧いて出てるの?ピューって?」

「うーん、ピューかなあ・・・。ポコポコかも。」

「へんなの。」

足下湧出を8歳の娘に説明するのは難しい。

Touwarou3_1 お風呂は男女別。男湯は幸い誰もいない。浴室にはタイル張りに3~4人が入れそうな湯船がひとつ。底は岩盤が折り重なるようにできている。深さは意外に深く1mくらい。娘は岩から岩へ飛び移って自分にちょうど良い深さを探す。湯はつるつるすべすべのアルカリ単純泉。無色透明なはずだが、何故か青白く見えるのは深さのせいか。公称のphは9.2だそうだが、河鹿園よりは若干phが高い感じ。ぬめり感をより強く感じる。底から突き出ている塩ビ管からは、かなりの勢いで湯が噴き出している。娘が近づくと体が浮くほど。この湯は女湯へもそのまま供給されているようだが、浴槽ふたつ分の大きさから比べてもこの湧出量は贅沢の極み。静かに浸かっていても、僅かな気泡とともに音もなくすべすべの温泉がからだにまとわりつく感覚は、他では得られないもの。自然のままの湯温も体感では約40℃とちょうど良く、いつまでも浸かっていたい気分。

「さっきのお湯と比べてどう?」

「こっちのほうがぬるっとしてるよ。お湯もヌルっと噴き出しているね。」

「どっちのお湯が好き?」

「こっち。」

おお、8歳にして泉質の違いを感じるとは、こやつ、ただ者ではない。(親バカ?^^;)

【注】河鹿園の湯も足下湧出ではないが大変鮮度の良いもので、泉質の違いも私見であり僅差であることを付記します。どちらもすばらしい湯です。

風呂上がりに女将さんと話す。

「ありがとございました。いいお湯ですね。感激しました。^^」

「ありがとうございます。奥津は何もないことろですが、湯だけは恵まれております。今度は是非泊まりにいらしてくださいね。」

言われなくても、本当に泊まりに来たくなるような鄙びた風情と良質の温泉でした。

さらに続けて3軒目の奥津荘へ向かう。(次回に続く)

【注】入浴料は当時のもの。現在は、大人800円、小人400円。なお、温泉のはしごをするなら、河鹿園、東和楼、奥津荘3軒のお風呂に入れる入浴手形1,100円がお得。

【参考】東和楼の宿泊代は、1泊2食付きで10,000円~。

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