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2006年12月11日 (月)

奥津温泉3・奥津荘

【2004年2月】

河鹿園を出て右隣が東和楼。東和楼を出て右隣が奥津荘。奥津温泉を代表する3軒の宿は並んでいる。

Photo_17 「次はここに入るの?」

私より先に東和楼を出た娘が奥津荘の前で言った。娘同伴ではせいぜい2軒しか入れないかなと思っていたが、どうやら奥津の湯めぐりはお気に召したらしい。

奥津荘も東和楼と同様の木造2階建てで、昭和初期の建物。フロント(というよりは帳場と呼ぶのがぴったりくる)で、大人500円、小人250円を払い、奥の階段を下りる。ここも風呂が玄関よりも低いということからわかるように、東和楼と同様、裏の河原に湧く湯の上に風呂を作ってある。男女別の風呂だが、男湯は鍵湯と呼ばれている。美作藩主森忠政が河原に自噴する湯を囲んで自分専用の風呂を作り、普段は鍵を掛け誰も入れぬようにしたところから命名された歴史ある風呂。

Kagiyu 浴室は薄暗い印象。タイル張りだが、湯船の中は岩がごろごろ。まさに河原の周りを塗り固めて作った風呂という感じ。誰もいない風呂で娘と二人、岩の上で落ち着く場所を探すのにうろうろ。6~7人は十分入れる広さだが、落ち着く場所が少なく、実際にはたくさん入れないような気もする。まあ、殿様専用の湯だから、これでいいんだろうけど。

泉質は東和楼、河鹿園と同じつるつるすべすべ。ph9.2のアルカリ単純泉。湯は岩の間から湧き出ているようだ。時々泡も湧いて出る、まさに足下湧出の自然のままの湯。湯温は40℃くらいか。

「ここの湯はどう?」

「湯はおんなじかな。でも匂いが違うよ。ちょっと臭い。」

確かに、湯はとても気持ちよいのだが、ほのかに生臭い。鉱物臭とは明らかに違う不快な臭い。掃除の問題かもしれない。せっかくの良い湯が残念。

*** *** *** *** ***

奥津荘を出て、河原に向かう。残雪の中に無料の共同浴場がある。混浴で、男性が2名入っていた。さすがに4軒連続の入湯には私も迷って娘に聞く。

「入ってみる?」

「やだ。他の人がいるもん。」

娘は、河原で雪だるまを作り始めた。はじめて見る50cmも積もった雪に興味が移ったようだ。ということでしばらく雪遊びをして帰路に着いた。

*** *** *** *** ***

帰り道の車の中での会話

「やっぱり河原のお風呂も入ればよかったかな。」

「だって、知らないおじさんがいたもん。」

「知らない人がいたからイヤだった?」

「女の人だったら良かったのにねえ。」

そりゃ、お父さんも同感・・・。(* ̄∇ ̄*)

娘と一緒に男湯にはいるのもそろそろ終わりかな・・・と、ちょっぴり寂しくなった。

【注】2004年8月、奥津荘はリニューアルされています。入浴料は大人1000円と値上げされましたが、レトロな雰囲気はそのままにとても綺麗になっていました。奥津荘リニューアル後も、何度か奥津温泉には出かけましたが、喫茶は利用したものの、縁なくまだ鍵湯には入っておりません。きっと異臭もなくなっていると思うので、ぜひ入ってみたいお風呂です。

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