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2006年11月

2006年11月26日 (日)

尾道ラーメンと紅茶

温泉の話題から離れますが・・・

Photo_9原田温泉に行ったとき、ちょいと足を伸ばして尾道ラーメンを食べるのが私の定番。ゆうじんの湯からクルマで約25分、尾道市役所西隣の中浜パーキングに駐車。徒歩3分、とりあえず朱華園に行ってみると、11時過ぎなのに既に行列。さすが有名店。 並んでまで美味しいものを食べるというこだわりのない(ただの田舎者?^^;)私は他の店を探す。続いて見つけたのがつたふじ本店Photo_10。ここは会社員風の2人のおにいさんが待っている。

「こんにちは(⌒ー⌒)。ここ、おいしいんですかあ?」

「美味いッスよ^^。(俺たち)しょっちゅう来るッス ・・・」

と言ったところで席が空き、入っていった。1分待たないくらいで私も入る。

Photo_11ラーメンのメニューは「大550円、小450円」の2種類のみ。やや太麺で、見た目ギラギラ、食べるとあっさり醤油系で魚ダシも効いて美味しい!典型的な尾道ラーメン。中浜駐車場の券を見せるとサービス券をくれるのも嬉しい。10分ほどで出たら、10人以上並んでいた。ここも有名店だったみたい。

Photo_12つたふじ本店の向かい側に、「尾道紅茶」の暖簾(のれん)を発見。店の名前は周六。「尾道って紅茶有名だったっけ?」と思い、入ってみることに。外見は昭和モダン風のレトロな建物。中に入ると、真ん中にガラスで覆った古いエレベーターが目を引く。奥にはカウンターがあり、「いらっしゃいませ。」と女性の声。

Photo_14「ここは、古くからやってらっしゃるんですか?」

「いいえ、先月10月10日にオープンしたばかり。この古い建物は元々宮邊商店という海産物屋で昭和7年築。エレベーターは西日本で一番古いらしいんですよ。」

Photo_15メニューは紅茶、コーヒーと、とてもシンプル。セイロン島ウバ産という紅茶を頼む。説明によると、戦前、港町尾道は紅茶を輸入していたが、戦争で中断。再開したのは2005年かららしい。ウバ産の葉は、ウバフレーバーという花のように甘い香りの中にメンソール系の刺激臭がある独特の香りがあり、云々・・・とある。紅茶は詳しくないので取りあえず飲んでみた。タンニンは割と強めだが、くどくない。説明のようPhoto_16なウバフレーバーは正直よくわからないが、香りは良くおいしい紅茶だと思った。現存するレトロ建築にレトロな内装は弦楽四重奏でもすれば良さそうな雰囲気。

本日の2軒、どちらもまた来たくなるようなお店でした。

2006年11月22日 (水)

原田温泉・ゆうじんの湯

「近くで湯の良い温泉ってどこですか?」ってよく尋ねられます。

私の住む東広島周辺で、泉質でおすすめって言えるところは・・・残念ながら、ない(ToT)。

「じゃあ、よく行く温泉で一番近いのはどこですか?」という問いには、

原田温泉ゆうじんの湯かなあ・・・。」と答えます。

原田温泉は、山陽道尾道ICから約20分。料金所を出て左折。木梨口交差点の信号をまた左折、10分弱走ると道が狭くなりT字路に突き当たるので、また左折。細い道をしばらく走り、Y字路は左を選択しながら、家並みを抜け、(この辺で道に迷ったかと疑心暗鬼になります^^。バス停があれば間違っていません。)さらに進んで、山に入っていくと「ゆうじん」と書いた看板が見え到着。一軒だけの日帰り湯治場。

Photo_5 外見はいかにも湯治場らしい和風建築だが、平成15年築だそうで、きれい。入口に向かう途中、薪が山積みしてあり、これで湯を沸かしている。入口は高さ150cm?くらいの格子戸。お辞儀をして入りなさいということか?入って靴を脱ぎ、受付の奥様に500円を払う。

温泉棟は建物を出て階段を下りたところ。男女別の入口を入るとウッディな内装の脱衣場、その奥に浴室、さらに露天風呂と続く。浴槽は5~6人がちょうどよいくらいと大きくはない。無色透明な湯が少しづつ注ぎ込まれていてかけ流されている。ジェットバスのように水中からも湯が噴き出しているが、吸い込み口は見あたらない。Photo_6 循環しているか否か確認はしていないが、鉱物臭も感じられるので、湯の鮮度は良さそう。

源泉は14℃の鉱泉。裏山の天然洞窟から自噴しているものをパイプで引いている。phは6.8の中性(弱酸性?)肌触りはやさしい。成分が何かは分からないが濃度を感じる。成分分析表がないので奥様に尋ねたら、温泉として届出してないので公表は出来ないが、調べたらメタ珪酸の含有量が多く、皮膚病の方が効果があると通ってこられるそうだ。メタ珪酸と言えば化粧品の成分。美肌効果もあるかも^^。

Photo_7 20歳くらいのおにいさんと露天風呂で一緒になる。露天風呂には湯の浴槽以外に、14℃の源泉を加熱せず注ぎ込んでいる釜風呂があり、おにいさんは湯船で体を温めては釜風呂に浸かっている。

「水風呂、気持ちいいんですか?」

「ぼくは実業団で野球をやっているんだが、脊椎を痛めてしまっ て・・・。医者には、出来るだけのことはやった、後は自分の治癒力次第だと言われ、ここがいいと聞いて通っているんです。」

Photo_8うやら放射能泉でもあるらしい。放射能泉にはホルミシス効果(免疫力向上)があるという説があり、鳥取の三朝温泉、島根の池田ラジウム温泉など放射能泉には西洋医学で限界を感じる方が療養に来られる。この辺りは戦時中、軍がウラン鉱を求めて試掘していたそうで、三朝温泉並のラジウム含有量があるとか。もっとも、私は放射能泉に入っても肌触りやアロマとして何も感じたことがないので、言葉を信じるしかないのだが、本当だとすれば、温泉として届ければここは文句なく広島県No.1の温泉ではないか?再度奥さんに何故温泉として届け出ないのか聞いてみた。

「だって、入湯税払わなければならなくなるでしょ。療養に来る方にとっては、税金分値上げするよりは、今のままの方がいいかなと思って。」

ここの湯のように肌触りやアロマで明らかに成分を体感できても、届け出なければただの銭湯、逆に、肌で何の成分も感じず、塩素たっぷりの循環泉でも僅かに成分が含まれていて届け出れば温泉と名乗れ、税金まで取られるって、温泉法も釈然としない。

湯上がりは、畳の間でゆっくり過ごす方が多い。気付きにくいのは、建物の裏手の喫茶店。私が行ったときは、みっちゃんというお話好きのおばちゃんが、珍しいベトナムコーヒー(380円)を飲ませてくださいました。

湯の効能、好みはともかく、私にとっては、自宅から1時間以内でいける、塩素臭のしない、心地よい温泉として重宝しております。

2006年11月19日 (日)

竹原忠海・岩乃屋

【2006年11月】

瀬戸内海沿岸には、古来から伝わる石風呂(岩風呂)が点在している。しかし、時代の変遷か、広島市南区の丹那の石風呂をはじめ、徐々にその姿を消しつつある。竹原で今も石風呂を営む岩乃屋を訪れた。

Ca330043 竹原から国道185号線を三原方向に進むこと15分、忠海高校を過ぎ、跨線橋を越えてバス停の手前、最初に右に入る道を右折(といっても、引き返すような形で超鋭角!)車1台がいっぱいの道路を海まで出ると海水浴場、床浦神社があり、隣接して岩乃屋がある。玄関を入り、おばちゃんに1200円を払う。

「ここは、蒸し風呂。男女一緒だから水着着用してね。」水着は貸し出しもあるらしいが、持って行った方がよい。

Ca330041風呂はこの建物を出て100m先の海岸。貴重品は持って行かない方がいいよ。」

ここ忠海の海岸は、島々が折り重なる、瀬戸内海でも最も美しい場所のひとつ。その海を借景に岩場に張り付いたような小屋が石風呂。小屋といっても部屋は崖をくりぬいた洞穴で、それを覆うための建物である。

中に入る。男女別の脱衣場で水着に着替え、衣類を篭に入れて休憩所の棚に置く。休憩所自体がすでに暖かく、一見ここが風呂かと思った。床には筵(むしろ)が敷き詰められていて、入口にあるドングロス(麻袋)を持って入り、床に敷いてそのCa330036上で寝そべる。何とも素朴。隣の部屋(穴)には、火鉢があり、横には、海水を沸かした塩湯の浴槽と、かけ湯用の真水の湯船がある。そして奥には石風呂の入口が。

石風呂は熱い方とややぬるい方の2つ。談笑していたおじさんが「よし、入るか」と言うと4~5人が一斉に熱い方に入る。私も連れて入った。中は裸電球ひとつの明かり。自然の岩と煉瓦積の壁、天井が煤で真っ黒。水を入れたドラム缶がある。保温剤代わりらしい。体感温度は100℃のサウナよりも熱いくらいだが、聞くと80℃くらいとのこと。湿度が高い分熱く感じるのか。座っていたら相当熱いのでみんな床に寝そべる。ひとりでは熱くて入れないのでみんなで入るのだと聞き、納得。

Ca330037床にはふかふかするくらい大量のモバ(アマモ)が敷き詰められていて、磯の香りが立ちこめている。サウナに似て否なる不思議な空間。

石風呂は、サウナとは加熱方法が全く違う。朝、石室の中で薪を燃やして岩盤自体に蓄熱する。その後は炭やおきを掻き出して筵、モバを敷く。これを毎日繰り返すのだから大変な作業。岩盤の蓄熱能力は相当のもので、本当は3日間くらい火を焚かなくても十分熱いらしい。

ややぬるい方へ入る。こちらは、熱い方から壁の穴を通じて熱が回る仕組み。こちらは、20℃くらいは低い感じで、座ることもできる。温度差からか、空気中の水蒸気が霧になり、裸電球に照らされて幻想的。一緒に入っていたおばちゃんは「こっちはぜんそくにもいいんよ。」確かに熱い方よりは呼吸も楽で、磯の香りに炭の香り?が混ざっているのか、漢方系のアロマにも感じられる。

出てみると、火鉢で串を焼きながら酒を飲んでいるおにいさん、みかんを食べているおばちゃん達が火鉢端会議。

「おにいさん、みかん食べんさい^^」とおばちゃん。

「どこから来たん?」

「東広島です。皆さん地元の方ですか?」

「いや、いろんな所から来てよ。広島やら三原やら。石風呂は昔はあちこちにあったが、今は減ってしもうたけね。」

「ここへ入るとその日は疲れるんよ。じゃが、次の日から違うんよ。」

老若男女関係なく和やかに歓談する風景。石風呂だけでなく、この雰囲気も日本古来からのスタイルではなかろうか。

風呂から上がっても汗が引かない。ひとしきり話をしながら汗が引くのを待って、上がり湯をかけて着替えた。帰り際に、旅館に立ち寄る。

「ありがとうございました。ここはいつから営業されているんですか?」

「うちは昭和25年から。でも、忠海ではずっと昔からあったんよ。四国にも桜井海岸で石風呂されているし、弘法大師との関係もあるとかないとか。」

温泉資源のない瀬戸内海沿岸で暮らす人達が、漁で疲れた体を癒す生活の知恵なのか。昔は、石風呂は、海草の採れる夏場だけだったらしい。それを岩乃屋さんは乾燥させた藻で年中営業できるようにされたそうだ。

日本古来の入浴法、蒸し風呂。ご興味ある方は、一度はどうぞ。

2006年11月12日 (日)

斐之上温泉・民宿たなべ

【2004年11月】

久しぶりに奥出雲の絲原記念館を訪れた。ここは以前、旅行の仕事でよく訪ねたが、個人的にもお気に入りスポット。絲原家は出雲御三家のひとつで、たたら製鉄の時代からの山林王。代々絲原家の番頭を務めるWさんに久しぶりに会う。

「こんにちは(⌒∇⌒)ノ」 

「おお、トトロさんお久しぶり(^0^)。今日は何事?」

「紅葉の季節なんでこの辺をぶらぶらと。ところで、この辺に、ここのレストラン以外で^^;うまい蕎麦屋と湯のいい温泉ないかなあ。」

「失礼やな。うちのも美味いで^^。蕎麦なら好み次第で一風庵八川そば、温泉はつい先日できた亀嵩温泉玉峰山荘か昔からある斐之上温泉くらい。湯は詳しくないけど。」

「へえー知らなかった。ありがとう。(⌒0⌒)/~」

時間の関係で1軒しか回れそうになかったので、悩んだ末、斐之上温泉に決めた。

Resize_2 木次線横田駅から船通山に向かって20分で入口到着。アーチをくぐるとヴィラ船通山斐之上荘民宿たなべの2軒の宿。(今日は二択の日?^^;)結局、源泉の宿と書いてある民宿たなべに決定。

玄関を入って、おねえさんに500円を払う。昼の宴会客が数組いたが、浴室に行くと幸い誰もいない。浴槽には無色透明の湯がかけ流されている。Photo_2浸かると40℃強の気持ちよい湯。鮮度も良く、すべすべ感があり、湯口を見ても析出物はほとんど認められないので単純アルカリ泉だと思われる。phは確認していないが、感覚的には9弱くらいか。

浴場から外に出ると、岩積みの露天風呂色づいた山に囲まれたロケーションなので、これはとても気持ちよい。湯温は内湯よりややぬるめで、いつまでも浸かっていたい感じ。( ̄ー ̄)マッタリ

やがて、二人連れの中年男性が入ってこられる。

Photo_3Photo_4 「こんにちは。^^いい湯ですねえ。」

「ここはええよ。源泉はぬるいんで加熱はしているが、掛け流しにこだわっている。」

どうやら、本日の二択は正解だったようだ。

帰りがけに、奥出雲の蕎麦を食べるため、Wさんお勧めの店を探す。どちらも国道314号沿いにあった。一風庵は営業終了していたので木次線八川駅前の八川そばへ。田舎風二八そばで私好み。美味しく頂いて帰路についた。

広瀬温泉・憩いの家

紅葉の季節。中国山地も色付き始め、ピークは今週から来週くらいでしょうか。ということで、紅葉のきれいな奥出雲周辺の温泉を紹介します。

【1997年11月】

大河ドラマ「毛利元就」も大詰め。一躍観光スポットとなった尼子晴久の居城、月山富田城の麓に、憩いの家という、こぢんまりとした日帰り入浴施設ができていた。外観はログハウス風の瀟洒な建物。

Resize入口の左奥に受付があり、200円を払う。湯上がりの広間の奥に向かうと男女別の大浴場。露天風呂はなく、8人がゆったり入れる大きさの浴槽がひとつのみ。源泉温度は44℃だそうだ。湯温は42℃くらいか。適温の湯なので加熱、加水はせず源泉のまま湯船に注ぎ込まれている。緑茶色の湯だが、三瓶温泉亀の湯とは成分が違うようだ。炭酸分は感じない。鉱物臭硫化水素臭が混ざったような香り。肌触りは若干キシキシとした感じ(わかります?肌触りって表現が難しい^^;)

入浴客は5~6人。地元の方ばかりか、皆さんわいわいと世間話。出雲訛りはズーズー弁なので、聞き取りづらい。

Resize_1「気持ちいい湯ですね。施設も新しいし。」

「ここの湯は川の向かいに水着で入る露天風呂があって無料じゃったんじゃ。じゃが、3人死人が出てのう。」(出雲訛りで表現できないので、言葉は変えてます<(_ _)>)

「えっ、死人?」

「管理する者がおらんけんのう。夜、酒に酔って浸かって・・・深さは130cmくらいあったんじゃ。それで、広瀬町がこれを建てたんじゃ。」

うーん。野湯だったとは。水着はイマイチだが、そちらにも入ってみたかった。

「近くに鷺ノ湯温泉もあるが、ワシはここがええ。腰が悪いんじゃが、(ここの湯の方が)よう効くような気がする。」

地元の方には評判の良い湯のようだ。風呂から上がってしばらくしても発汗が止まらない。成分を尋ねたら、硫酸塩・塩化物泉だそうだ。私は仕事柄いろんな温泉に入っている。硫酸泉、塩化物泉はよくあるが、硫酸塩泉というのは岩井温泉くらいか?でも、色も香りも全く違う。温泉って奥が深い。

※古い手記ですが、2~3年前に再訪していて、内容は問題ないと判断してそのまま掲載しました。初訪時、写真撮影はしていません。写真は再訪時のものです。

※現在は、入浴料大人300円(地元の方は200円据置)に変わっているようです。

【奥出雲の紅葉ポイント】

絲原記念館Itoharaaki          鬼の舌震Photo          

   

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                   櫻井家庭園

Photo_1

2006年11月11日 (土)

下湯原温泉・ひまわり館

0610shimoyubarahimawarinoyuresize 湯原温泉郷の中でも比較的新しい温泉施設がひまわり館露天風呂のある道の駅である。駐車場横に竹柵で囲った一角が露天風呂。料金所のおばちゃんに400円を払い中に入る。浴場は男女別。男湯には3人の先客。

岩風呂の露天風呂は広くて清潔感がある。積み上げた岩の間から豊富な湯が流れ込み、湯尻から流れ出ている掛け流し。湯温は40℃くらい。源泉は39℃らしいが、夏以外は加熱した湯を源泉に混ぜてかけ流しているとのこと。ここのような少しの加熱で済む湯温であれば、設備も小規模で済み、湯全体を加熱しないので鮮度も保てて好感が持てる方法だと思う。

泉質は、湯原温泉郷の例に違わず、つるつるのアルカリ単純泉。ここの特徴は硫化水素系のアロマ。無味無臭の湯が多い湯原温泉郷では珍しい。私はこの香りが大好きなので思わす( ̄ー ̄)マッタリ1時間くらい浸かってしまった。

ひまわり館には湯原温泉・砂湯の素晴らしいロケーションも、真賀温泉館の風情もないが、男女別で気兼もなく、清潔感があって、鮮度の良い湯に気軽に入れる良い温泉だと思う。

温泉をたっぷり堪能した後、帰りがけに料金所のおばちゃんに声をかけた。

「おばちゃん ありがとうね。香りも良くって、とってもいい湯だったよ。^^」

「(⌒ー⌒) ニヤリ ほうよ。ここの湯は湯原よりええ言う地元のファンは多いんよ。冬も暖めとるし、香りもええし・・・あっ、この香りは硫黄じゃ言う人が多いけど、硫化水素なんよ。似とるけど違うんよ。それから隣で売っとる野菜が安うて美味しいんよ・・・」

おばちゃんの説明は、湯口から流れ込む豊富な湯のごとく、延々と続いた。

2006年11月 4日 (土)

湯原温泉・砂湯

【2006年10月】

真賀温泉のついでに、久しぶりに湯原温泉の砂湯に向かった。湯原ICを出て国道313号線を右折して蒜山方面へ。約2km進み、信号機のある交差点から湯原温泉のアーチのある道に斜めに左折すると、湯原温泉街に入る。道は突き当たりで行き止まりになるので、その手前、油屋旅館の先を河川敷に降りて駐車場に車を駐める。

0610yubara6zenkeiresize駐車場から旭川沿いに歩いて上流に向かうと、程なく正面にそびえるダムの手前、砂湯が見えてくる。以前あった脱衣場(といっても目隠しも十分ではない代物だが)は、最近、ダムの放水によって流されてしまってる。河原で脱ぐのはなかなか抵抗があるが、それでも休日とはいえ30人以上の入浴客が入っているのは、砂湯のブランドのなせる技か、この温泉場ならではの雰囲気か。

ここは、元々湯原の住民が自分たちのために管理している共同浴場。だから無料。こういう所は部外者利用禁止が多いが、寛容な湯原の人達は一般開放していただいている。感謝。ただし、入浴にはルールがある。このまま無料開放を続けていただく為にも、みなさん守りましょう。(参考:プチホテル湯原リゾートのHPに入浴指南が書かれています。)

0610yubara4resize砂湯は、河原の砂から湯が湧き出していたから付いた名前。でも入ってみると足下は砂ではなく玉砂利を敷いて整備され、その間から無色透明な湯が湧き出して、岩の間から川へと溢れている。泉質はすべすべのアルカリ単純泉。湯船は3カ所あって、湯温が微妙に違う。美人の湯はぬるめ。子宝の湯はややぬるめ、長寿の湯がちょうど良い感じ。真冬は、長寿の湯以外はやや肌寒い。山と渓流、背後には巨大なダムという景色の中、浸かる湯は野趣たっぷり。中四国では他にないもの。露天風呂番付の西の横綱と呼ばれ、昔から人気があるのも頷ける。

私の砂湯デビューは昭和59年。以来20回近くは訪れているか。その当時と現在、一番違いを感じるのは入浴客の年齢が若くなってきている事。この日も約70%は30歳代以下。その中には女性も8人含まれていた。(写真では極力写らないよう苦心しました。)温泉の本物指向が若年層に浸透してきているのだとすれば、温泉の将来のためにも良いことだと思う。

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面白かった本

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